Linux ext3 や ext4 の予約領域の変更

ext3ext4ファイルシステムを作成すると、デフォルトで 5% の予約領域が使用される。
予約領域は root だけが書き込める領域で、仮にディスクの空きがなくなっても root は予約領域を使って作業ができる。
また、ディスク管理用の領域(断片化回避など)としても使用される。
TBクラスのHDDを使用するとかなりの容量が確保されるため、必要に応じて変更する。

・確認

# tune2fs -l /dev/sda1
※Reserved block count:を確認する

・変更方法(%指定)

# tune2fs -m 1 /dev/sda1
※予約領域を1%にする
※0%にもできるが、予約領域がなくなることによりディスクパフォーマンスが落ちる可能性もあるので注意する。

・変更方法(ブロック指定)

# tune2fs -r 2621440 /dev/sda1

※予約領域を10GBにする
※4096(ブロックサイズ) x 2621440(ブロック数) ≒ 10GB