tex環境のインストール

pTeX のインストール
有志の方が便利な pTex のパッケージを用意してくれていたりするが,今回は MacPorts を使ってインストール.かなり時間がかかる.
utf8をオプションに入れる場合,作成するtexファイルの文字コードをすべてUTF-8にしないとコンパイルが通らないので注意.

# sudo port install pTex +utf8 +otf +hiragino

・mi のダウンロードとインストール
後述の TeX Tools for mi のために mi 2.1.7 以降をダウンロードしてインストール.

TeX Tools for mi のダウンロード

TeX Tools for mi インストールのための前準備
miを一度起動して終了
「システム環境設定」の「ユニバーサルアクセス」で「補助装置にアクセスできるようにする」にチェックを入れる

TeX Tools for mi のインストール
フォルダ「TEX モードの tool フォルダへ」の中にあるものを
ホームフォルダ/ライブラリ/Preferences/mi/mode/TEX/tool/
に入れる.

フォルダ「TEX モードフォルダへ」の中の
TeXCompileServer と initialize.sh を
ホームフォルダ/ライブラリ/Preferences/mi/mode/TEX/
に入れる.

pTex の指定
mi を起動して,「新規」→「ファイル」→「TEX」をクリックして適当にTeXファイルを作る.
「ツール」→「Tex Tools for mi」→「TeX Tools の設定」をクリックして TeX Tools 設定ウィンドウを開く.
TeXコマンド」を選び,platex や dvipdfmx などのコマンドをMacPorts でインストールしたものにする.
MacPortsデフォルトの設定では /opt/local/bin にインストールされているはず.
ついでにPDFプレビューに使うアプリケーションを「プレビュー」に変更しておく

TeXファイルのコンパイルとプレビュー
TeXファイルを 文字コードUTF-8 で保存して,
「ツール」→「Z コンパイル」→「タイプセット & PDF プレビュー」をクリック

以下、texファイルのサンプル
--------------------------------
\documentclass[a4paper,12pt]{jarticle}
\begin{document}
\section{数式の表示}
文書中に数式を入れる場合は$y=\frac{x}{y}$のように\verb+$+で数式を囲みます.段落をかえて数式を書く場合は
\begin{equation} % 式の開始
y=f(x)
\end{equation} % 式の終わり
のように\verb+begin{equation}+と\verb+end{equation}+の間に式を書きます.
\subsection{数学記号の例と式の参照}
ここでは数学記号の例と式の参照の方法例を示します.はじめに$\sum$の例を示します:
\begin{equation}\label{eq:eq2} % この式のラベル
\sum_{i=1}^{n} \min(a_i,b_i)
\end{equation}
次に分数の例を示します:
\begin{equation}\label{eq:eq3} % この式にラベルをつける
a=\frac{a_1}{a_2}+\frac{a_3}{1+\frac{a_4}{a_5}}
\end{equation}
{\LaTeX}では上記のように,コマンドで数式を書きます.式にラベルをつけていると,式の番号を式(\ref{eq:eq2})のようにして参照することができます.
\end{document}
--------------------------------